ネタバレなし感想
音が重要な映画
かなり音が重要な映画でした。
私は自宅鑑賞でしたが、いつもAirPodsに繋いで映画を観ているのでよかったなと思いました。
自宅鑑賞される方はイヤホンで観るのがオススメです。
アウシュビッツ強制収容所ってなに?という方
アウシュビッツ強制収容所についてなにも知らない、あるいは教科書程度の知識がないという方は下記の動画を事前に見ておくといいかもしれません。
事前にアウシュビッツ収容所を題材とした映画を観ておいた方がいいかも
本作を観る前にこの2本を観ておいてよかったなと思いました。
・戦場のピアニスト
・縞模様のパジャマの少年
流石に教科書の文字列でしかアウシュヴィッツを知らないとなると、音の様子が想像つかないかもしれません。
その音の意味がわからないと本当にただの退屈な映画だと思います。
観客の想像力に委ねた映画
かなりこちらの想像力が試される映画でした。
でも気難しいタイプの察してくれ映画ではなく、知識さえあれば大丈夫というタイプの想像力映画でした。
覗き見しているようなアングル
俳優と距離があり、とある家庭の日常を覗き見しているかのような作品でした。
”このシーンいる?”と思ってしまうような、ただ廊下を行き来するようなシーンもあるので合わない人には合わないと思います。
この辺りテンポの悪さで人によっては寝ると思います。
あらずじも読まずに観た
私が観たときはあらずじすら読まず、事前情報を何も入れずに視聴しました。
そのため、序盤であることに気がついてからは永遠と嫌悪感を抱きながら見ていました。
見た後は不快感が残りました。
胸糞悪いという噂は聞いていたのですが、胸糞悪いというよりとにかく強い嫌悪感と不快感を抱く作品でした。
基本情報
The Zone of Interest
関心領域
2023年 105分
製作国:アメリカ・イギリス・ポーランド
キャッチコピー:アウシュビッツ収容所の隣で幸せに暮らす家族がいた
あらすじ
空は青く、誰もが笑顔で、子供たちの楽しげな声が聞こえてくる。そして、窓から見える壁の向こうでは大きな建物から煙が上がっている。時は1945年、アウシュビッツ収容所の壁を一つ隔てた隣では、何気ない会話を交わしながら幸せに暮らす家族がいて…。
※参照元:U-NEXT
日本版 予告編
英語版 予告編
スタッフ
監督 : ジョナサン・グレイザー
脚本 : ジョナサン・グレイザー
製作 : ジェームズ・ウィルソン/エヴァ・プシュチンスカ
キャスト
ルドルフ・ヘス:クリスティアン・フリーデル
ヘートヴィヒ・ヘス:ザンドラ・ヒュラー
オズヴァルト・ポール:ラルフ・ハーフォース
ゲルハルト・マウラー:ダニエル・ホルツバーグ
アルトゥール・リーベヘンシェル:サッシャ・マーズ
エレオノーア・ポール:フレイア・クロイツカム
リンナ・ヘンセル:イモゲン・コッゲ
ポスター/パッケージ
⚠️ネタバレあり感想⚠️
とあることに気がついてからずっと嫌悪感
最初は家族が水辺で幸せそうにお出かけしているシーンでした。
母親が毛皮のコートを試着し、ポケットに入っていた口紅を試したあたりで”ん?”となり、旦那が技術者と打ち合わせをしている際に『1回で最大500人は処分できる』的なことを言っているので確信に変わりました。
これユダヤ人を殺している側の家族なのかと。
もう気持ち悪い
それに気が付いてからもうずっと嫌悪感でした。
この家族は健康な子供がたくさんいて、使用人も何人もいて、何不自由ない裕福な生活を送っています。
それが気持ち悪い。
隣ではユダヤ人が大勢殺されている中、普通に生活できているのが気持ち悪過ぎました。
映画を観ていて初めて抱くほど強い嫌悪感と不快感でした。
ユダヤ人を人だと思っていない怪物
『歯磨き粉の中にダイヤを隠していたから、歯磨き粉をたくさん取り寄せるようにしたの』
って、彼らの所有物を奪うことに全く抵抗すらない様子でした。
ママ友との会話の内容も、ユダヤ人を人だと1ミリも思っていないかのようなことばかり言っていて、ドン引きしました。
この人たちこそ人間じゃないじゃない。
被曝
子供たちと誕プレのボートで川で遊んでいたとき、何かを拾っていました。
それで焦って子供たちを水辺から離していましたね。
何を拾ったのかよく見えなかったのですが、あんなに焦って子供たちを水辺から離し、その後に子供の体をゴシゴシ洗っていたので、”あ、汚染されてたのか”と察しました。
子供たちをボートに乗せて、自分は水に浸かって、、、これ嫌な予感するな、、、と思いながら見ていました。
男尊女卑の女が強いタイプの家庭
男は仕事、女は家という時代ですね。
一応、男尊女卑の時代の映画ですが、この映画の母親、酷過ぎて引きました。
悪意しか感じない演技
この女優さん、優秀ですね。
この母親、下品で自己中で何もできないくせに慢心に満ちていて心底気持ち悪い人物でした。
嫌悪感を抱くような演技がすごく上手いなと思いました。
むしろ、この女優の悪意が演技に出ていたんじゃなかとすら思いました。
今まで観た中で最低最悪の母親でした。
ゴミ女
母親、父親がいる前でだけ赤子を抱っこしていますね。
父親がいないところでは使用人に任せっぱなしです。
どこまでもゴミ女で引きました。
人を見下すのが日常
ベッドで夫婦が会話するシーンがありましたが、牛に音楽を聴かせている人がいたんでしたっけ?
なんかその人も嫌な感じでバカにしていましたね。
会話の節々に、自分以外の連中をバカにしているのが滲み出ていて嫌悪感がすごかったです。
それで『チョコレートがあったら持って帰ってきて欲しい。スパにまた連れて行って欲しい』と贅沢したいということをおねだりしていました。
きっしょこのクソババア。
父親の人柄がわからなかった
ちょっと父親が感情をあまり発露しないのでどんな人間なのかわかりませんでした。
無口で無表情で、ちょっとわかりませんでした。
仕事としてやっているだけのサイコパスなのか、それとも家庭を守るために心を殺している可哀想な人なのか、何もわかりませんでした。
旦那の環境も最悪
あのババアが嫁なら、仕事を頑張らないとどうしようもないですよね。
給与が下がろうもんなら毎日嫌味を言われるでしょう。
仕事と家庭のプレッシャーの中、被爆。
でもこの父親の人柄がわからないので自業自得だなとも思えませんでした。
娘に読み聞かせをしてあげていたし、自分の身を犠牲にして子供たちを守りました。
この父親をどう捉えたらいいのかわかりませんでした。
バカ女の典型
『誰のおかげで裕福な生活ができてると思っているの!?』って使用人に八つ当たりしていましたが、夫な。お前じゃない。
この女、専業主婦の最悪のケースって感じですね。
夫が優秀で真面目に働いているだけで、お前は子供を産む以外脳がない無能だろ。
自己中過ぎる
あんなところに住み続けたいっていう神経が本当に理解できません。
『引っ越すなんて考えられない。私たちの理想の生活がここにあるのよ』
嘘でしょ。
横で人が虐殺され続けてんのよ。
嘘でしょ。
どこが理想郷なのよ。
男尊女卑
男は使い捨てタイプの男尊女卑映画でした。
夫のポジション結構キツイ。
こういう無能ババア結構いるよね
社会に出たことがないババアでこういう奴いるよね。
旦那の金で生活していて、自分は大した能力も経験もないのに自分はスゴイと思い込んでいる人。
社会人2年目の新人より無能のくせにやたらと自分を過大評価している専業主婦。
専業主婦は否定しませんが社会人経験がない人はやっぱり子供のままだなとふと思いました。
でもコイツらも死ねという気になれない
なんでだろう。
最後に父親が嘔吐を繰り返していました。
被爆した初期症状。
それも胸糞悪かったです。
お前も家族もみんな死ねという気になれなかったのが不思議です。
可能な限り短い時間で多くを殺す
ガス室でどれほど多くの人間を殺すかしか考えてない夫はなんなんですかね。
やっぱりサイコなのかね。
当たり前のように夫婦電話で話していたのは病的な何かを感じました。
怖かった。
小難しいことはわからなかった
会議の内容や、ところどころ出てくる童話の意味はわかりませんでした。
よくわからなかったシーン
娘がりんごを埋めているようなシーンがありましたがあのシーンはなんだったのかわかりませんでした。
調べました
実話だそうです。
実際に大人になったあの少女にインタビューをしたそうです。
あの少女は、夜中にこっそりとユダヤ人にりんごや砂糖を渡していたみたいです。
本当に真夜中で、何も見えないほど暗かったため、あのような演出になっているそうです。
そしてピアノを弾くシーンがありましたが、あれはりんごなどのお礼としてもらった譜面だそうです。
鬱が爆発した
ピアノのところで鬱が爆発しました。
歌詞が辛すぎる。
うわぁ
あの施設のシーンは恐怖で震えました。
怖い。
無機質に映し出しているのも怖かったです。
見せない方が怖い
本作ではユダヤ人が虐殺されている様子は全く見せられません。
その辺に遺灰が撒かれるシーンがあるくらいです。
あとは全部、音だけで表現されています。
それが優秀ですね。
こんな時って大抵、一番最悪のケースを想像しちゃうじゃないですか。
観客の想像力に任せたのはさすがだなと思いました。
じゃあ自分だったらどうする?
ムリッス。
ナンモデキナイッス。
ヒトラーを殺すこともできないだろうし、子供いるし、おとなしくしてるしかないです。
それも不快でした。
ユダヤ人を害獣だと思うのか
もし自分がその時代に生きていて、あの母親の立場なら、あの母親のようにユダヤ人をまるで害獣のように扱うのでしょうか。
人種差別の意識が低かった時代、人種差別をすることが当たり前だった時代に自分が生きていたとしたらこの人たちと同じ感覚を持っていたかもしれません。
それも不快でした。
教育って重要ですね。
幽霊って必要なんだ
幽霊がいればなぁとぼんやり思いながら観てました。
お化けがいてくれたらまだ仕返しできたのになぁと。
弱者の最後の攻撃って呪うとかしかないですからね。
存在していてくれたらなぁ。
ネズミだったらどう?
もし自分の家の横に研究施設があり、毎日実験用のラットが研究のために大量に殺されていたらどう思いますか?
私ならなんとも思わないですね。
人類の研究に貢献してくれているのか、としか思わないですね。
命に優劣をつけているという点で大枠でいうと、私もあの母親と同じカテゴリーにいるのも不快でした。
世界中で日常茶飯事
今回のケースはアウシュビッツの大量虐殺が横で行われているという、最悪の歴史が舞台でした。
そのため嫌悪感がすごかったのですが、中国に住んでいたときのことを思い出しました。
中国人は情報規制された中で生きているため、ウイグルの問題について知らない人が大勢います。
深圳に住んでいた頃、ちょうど香港が返還されたときだったのですが、中国人の同僚は香港の雨傘運動についてすら知りませんでした。
関心領域
当たり前のことですが人は他人の不幸より自分の幸せを優先しますよね。
自分より不幸な人間は減ってくれればそれに越したことはないけど、自分の幸せを犠牲にしてまで、不幸な人間を救おうと動く人はいません。
本作のタイトルである”関心領域”というのを考えると最悪の後味を残す映画でした。
余談
昨日、ヘトヘトに疲れ果てたドMのあたいが、
— あやちまる@怒りの映画垢 (@ayachimaru96) September 10, 2025
さらに自分を追い込むために寝る前に観たのは#関心領域 でした✨
具合悪くなって眠りについた!
胸糞悪いと噂を聞いていたのだけど、
とあることに気が付いてから胸糞というより
嫌悪感!
ずっと嫌悪感!すごいねこの映画!
とにかく嫌悪感! https://t.co/ULYxVX8ja2 pic.twitter.com/vUNQwL5sIq
#関心領域
— あやちまる@怒りの映画垢 (@ayachimaru96) September 10, 2025
これ映画館で観た人は地獄だっただろうね。
音が不快感を最大限に引き出してた。
あんまポストできる内容がないね。
ネタバレがどうこうっていう映画じゃないんだけど。
とにかく嫌悪感と不快感が凄い映画でした!
気持ち悪い!この家族の幸せ! pic.twitter.com/1OlxGm4xg8














