ネタバレなし感想
ちょいちょい挟まれる映像美。
なんかめっちゃ美的センスを感じました。
アングラアートとか好きな人は結構ツボなんじゃないかと思います。
実はグロくない
あんまりってかほとんどグロくないです。
勝手にグロい映画だと思い込んでいたんですが、グロが苦手な人でも問題なく観れると思います。
でも恐怖演出は工夫されていてホラー要素はしっかり楽しめるのでいいです。
音が不快
音がすごくいいですね。
本作はBGMがほとんどないですが、めっちゃうるさいです。
チェーンソーの音と女の悲鳴をこれでもかというほどきかせてきます。
どちらかというと音で不快にさせてくる。
意外と嫌な人間模様
前半は障害者を中心とした人間関係の嫌な感じを描いています。
この監督、もしかして人間模様を描くの得意だったりする?
後半はもうコメディ
後半はグダグダのコメディです。
怖いかと言われるとそんなに怖くないです。
終盤はツッコミ映画です。面白いです。
基本情報
The Texas Chain Saw Massacre
悪魔のいけにえ
1974年 84分
製作国:アメリカ
キャッチコピー:想像を絶するこの大残酷を全篇正視できるか?
あらすじ
1973年、テキサス。ワゴン車に乗ってドライブ旅行に繰り出すサリーやフランクリンら、5人の若者はヒッチハイカーの男を乗せることに。異常な言動を繰り返す彼に恐れを抱いて車から降ろしたサリーたちだったが、それを機に想像を絶する恐怖と遭遇する。
※参照元:U-NEXT
日本版 予告編
英語版 予告編
スタッフ
監督 : トビー・フーパー
脚本 : キム・ヘンケル/トビー・フーパー
製作 : トビー・フーパー/ルー・ペレイノ
キャスト
サリー・ハーデスティ:マリリン・バーンズ
ジェリー:アレン・ダンジガー
フランクリン:ポール・A・パーテイン
カーク:ウィリアム・ヴェイル
パム:テリー・マクミン
ヒッチハイカー:エドウィン・ニール
老人(コック):ジム・シードウ
レザーフェイス:ガンナー・ハンセン
グランパ(じい様):ジョン・ドゥガン
カウボーイ:ジェリー・グリーン
ナレーター:ジョン・ラロケット
トラックの運転手:エド・グイン
ポスター/パッケージ
⚠️ネタバレあり感想⚠️
グロテスクな芸術作品
人間を含む様々な動物の遺体や骨によって作られた”作品”や家具などの造形美が素晴らしい。
恐怖というより美しさを感じます。センスがいいですね。
低予算映画のはずなのに、全く安っぽさを感じません。
怖くて不気味にも関わらず、よく観察したいと思わせる造形美です。
あの骨でできたベンチや人の顔の皮で作ったであろう、ライトなど。
そして最後サニーが座らされていた椅子も肘掛けが人の手の形をしているので、人が素材として使われているのでしょう。
全体を見たかった。
映像の面白さ
序盤の遺体から作られた作品もそうですが、ヒッチハイカーを拾ったときの引きの画や、パムが屋敷に向かう際のアングル、そして1番有名であろう地獄の食卓での目のドアップなど。
今見ても全然古さを感じない映像的な面白さ、美しさが際立っています。
映写機の音かと思ったら発電機の音で、月が映るシーン印象に残っています。
まるで絵画のような構図で美しいです。
音が秀逸
まるで笑い声かのように聞こえる鶏の鳴き声。
ずっと鳴り響くチェーンソー音。
執拗に聞かされる女の悲鳴。
とにかく音が不快です。
フラグ
序盤の社内で家畜の殺し方についての説明をしていました。
頭をハンマーでかち割るんだと。
女子たちは引いていましたが伏線となっていましたね。
レザーフェイスは明らかに豚や牛を捌くかのようにカークを捌いていましたし、豚を吊るすかのようにパムを引っ掛けていました。
彼らからしたらヒッピーの若者たちは家畜と同じなんでしょう。
車内の緊張感
キチガイが牛の解体について話していました。
『捨てるところなんかねえ!』
これは案外いいこと言っているなと思いませんでしたか?
とはいえ、あの密閉空間であんな奇行に及ぶなんて、とんでもないキチガイでした。
しかし、あの写真の撮り方はいいですね。
嫌な話と奇行によって全員をビビらせた後に写真を撮るという。
ある種、いい写真が撮れそうです。
身体障害者差別
この映画、案外嫌な人間関係を描くのがお上手ですね。
このメンバーは明らかに、車椅子に乗っているフランクリンをお荷物扱いしています。
あんな炎天下の外にフランクリンを放置して、廃墟探索したり、フランクリンを放置して泳ぎに行こうとしたり。
地面がギャザギャザで車椅子ではスムーズに動けない彼を気に掛ける人はいません。
車椅子の世話が必要で面倒であることはあると思います。
しかし、それだけではなく、フランクリンは神経質で心配性な性格であり、楽しい冗談を言ったりはしません。
不安を感じやすく、彼の発言はほとんどネガティブです。
繊細な人柄のようです。
ヒッチハイカーと会話していたのはほとんどフランクリンだけでしたが、刺激しないようなコミュニケーションをとることができていました。
相手の発言に引かずに同意してある程度会話を広げて肯定する。
案外うまいと思いませんでしたか?
自己肯定感が低い
1番まともに対応していたフランクリンでしたが、ガソリンスタンドでは
『自分で自分のことを切るなんてできるか?
俺、奴が怒るようなこと言った?』
と言っていました。
可愛いなコイツ。
ヒッチハイカーはただの狂人
自分の血で、車に変な落書きをしていました。
これは伏線なのか、呪いなのか、何かなのかなと最初は思いましたがなんでもなかったみたいです。
他にも社内で写真を燃やしていましたが、別にフランクリンだけ生き残ったわけでも、1番最初に殺されたわけでもないです。
生き残ったのはサニーだけなのでなにも関係ありませんでした。
観客の嫌な予感を引き立てるためだけのエピソードだったように思います。
後半で『なんで家から出たんだ』と言われていました。
ちょっと知恵が遅れていそうな感じもあったので本人の中でそれっぽかったからやってただけなんでしょう。
1番怖かったシーン
カールが屋敷の中に入ってしまい、レザーフェイスにハンマーで頭を殴られます。
その時、痙攣をしていました。
このシーンがものすごくリアルで1番怖かった。
残酷さが際立つ演出
恋人が解体されるところを見せるというのはなかなか鬼畜ですね。
明らかに邪魔者なフランクリン
カークとパムが戻ってこなかったため、ジェリーが2人を探しに行きます。
その時、サニーもフランクリンを置いて一緒に探しに行こうとしていました。
しかし、ジェリーに『ここにいろ』と言われて”あーめんどくせ”という感じで『わかった』と言っていました。
フランクリンと一緒にいたくないんだというのが嫌というほど伝わります。
完全に日が暮れて誰も戻って来ず、2人はかなり険悪なムードです。
妹を1人では行かせられないという気持ちがあったのでしょうか?
または、妹まで戻って来なかったら自分はどこにも行けないからなのでしょうか?
兄妹でこんな険悪な感じって最悪じゃないですか。
フランクリンが一旦ガソスタに戻ろうと言っていました。
あとでわかることですが、どのみちアウトでしたね。
ここからグダグダ
フランクリンが死んでからの鬼ごっこが長すぎます。
暗くてハラハラはするのですが、なんか明らかにレザーフェイスが手加減していませんか?
その距離ならチェーンソーの届くよ?なんで振り下ろさないの?と思ったところが何箇所かありました。
真っ暗な森から出てきてこっちに走ってくるレザーフェイスはシュールで爆笑しました。
明らかに手加減しているレザーフェイス
サニーは2回から飛び降りました。
しばらくそれを見守るレザーフェイス。
なにしてんだよ。
そのマスクで視界狭くなってんじゃねーよ、そこにいるよ。
映画のジャンル変わった?
サニーはガソスタまで逃げてきました。
しかし、ガソスタのおじさんも狂人一家の一身でした。
サニーは抵抗しようとしたらおじさんにほうきでパタパタ叩かれました。
これは完全に笑わせにきてんじゃん。www
一家
母親はすでに死んで腐敗していましたね。
じい様と呼ばれていたので、おじいちゃんかと思いましたが、じい様は父親だそうです。
そしてガソスタのおじさんは長男。
次男がヒッチハイカー。
末っ子がレザーフェイスです。
末っ子が1番でかいですね。
独自の文明・文化を築いている知的障害一家
もうダメだこれと思いました。
あの食卓は地獄でしたね。
コイツらなに言ってんのかマジでわかんねえ。
しかも目的もよくわかんねえ。
喧嘩の内容も全くわかんねえ。
IQが20違うと会話が成立しないらしいですが、それを感じました。
サニーは『誰に辞めさせて』といっているんだ。
コイツら会話が通じるわけがないだろう。
コイツら癪だわ
『人にはやらなきゃいけないことがあるが、それが好きとは限らない。』
全く文脈は支離滅裂なのに、切り取ったら正論なこと言ってたりするんだよな。
ムカつくわ。
爆笑を取っていくじい様
じい様の初登場は家の2階に逃げたサニーが母親らしき腐敗した死体と、”じい様”とペットらしき動物を見て発狂したシーンでした。
この時、私はまさかじい様が生きているとは思ってなくて後でサニーの指先の血をチュパチュパするところで爆笑しました。
お前生きていたんかい。
『じい様は殺しの名人なんだ。5分で60頭殺してた』
1匹5秒で殺していたみたいです。
ワニワニパニックじゃん。
さらにはハンマーを握れないwww
もういいってwww
何回やんねんwww
2回目の窓ぶち破り
あいつらがグダグダしている間にサニーは窓をぶち破って逃げました。
そしたらヒッチハイカーとレザーフェイスが追いかけてきました。
レザーフェイス、絶対にチェーンソー持ってくるの面白すぎる。
あれがないとおうち出れないって私にとってのスマホみたいなもんなんですかね。
ヒッチハイカーはあっさりトラックに轢き殺されてました。
レザーフェイス最大のボケ
トラックのドアにチェーンソーを擦り付けて穴を開けようとしていました。
無理やで。なんなんこの子。
トラックの運転手優秀
状況を飲み込むのも早いし、何かを投げてレザーフェイスに命中させていました。
そしたらレザーフェイス、転けてチェーンソーで自分の太ももを切ってしまっていました。
なにこのドタバタ感w
気まずいレザーフェイス
サニーは通りすがりの車の荷台に乗り込みます。
その車に乗り込むまでにちょっと追いかけっこをするのですが、乗るのに手こずっているサニーに、レザーフェイスが追いついてしまっていてなんか気まずそうにしています。
この女優さん、結構小柄で身長が157cmです。
ちょっと登るの大変だったね。
アイツどこいった
トラックの運転手どこいったんw
笑うサニー
トラックの荷台に乗り込み、最後は笑ってんのか叫んでんのかよくわからない表情をしていました。
サスペリアを思い出しました。
怒りの大踊り
取り逃したことが悔しいのか、レザーフェイス激おこ。
怒りに身を任せてチェーンソー持ったまま踊り狂います。
爆笑ポイントなんですが、朝日と背景に暴れるレザーフェイスはどこか美しいです。
最後はバツっと映像が切れて左寄りのスタッフロールが始まりました。
インパクトが強いエンディングですね。
なんか、みんな身内に薄情じゃない?
兄であるフランクリンが目の前でチェーンソーで殺されましたが、あの後何にも話題に出てませんでしたね。
ガソスタに駆け込んだ時に”兄が殺されたの!”のひとことがあってもおかしくないのに、全くそんな描写ありませんでした。
しかも、ヒッチハイカーはレザーフェイスの兄ですよね。
目の前で轢き殺されましたが、レザーフェイスは気にも止めずにサニーを追っかけ続けます。
なんか立ち止まって兄の死体に目をやるくらいのことあってもいいんじゃないかと思いました。
登場人物がビックリするくらい身内の死に無頓着で怖かったです。
X エックス
エックスってものすごく本作の影響を受けている作品だったんですね。
Dead by Daylight
あのフックに引っ掛けるやつってデドバイのやつですね。
元ネタこれだったんだ。






