ネタバレなし感想
実話が元ということもあって、丁寧に描かれてました。
タイトルからあるように、でっちあげの映画でした。
根も葉もない噂話でもSNSで拡散されてしまう今の時代にピッタリですね。
今でも起こり得る事件
実際に起きた事件は2003年だそうで、まだまだネットが当たり前になる前の時代でしたが、マスコミによって拡散されてすごいことになってました。
今でも真偽不明の晒し行為がSNSでは横行しています。
私刑ができる今ではもっと危ない環境です。
時代とか関係ないのですね。
福岡市「教師によるいじめ」事件
https://ja.wikipedia.org/wiki/福岡市「教師によるいじめ」事件
めっちゃリアル
この映画に出てくる登場人物の説得力が素晴らしかったです。
人物造形や演技力もそうなんですが、家の感じや職員室の雰囲気までめちゃくちゃリアルでした。
映像の質感?もめちゃくちゃ良かったです。
ああ!こういう先生いるう!とめっちゃ思いました。
俳優陣が素晴らしかったです。
ものすごく話がまとまっていて観やすい
タイトルでネタバレしてるのですんなり物語が入ってきます。
実話がベースなので"本当は教師はどっちだ?"なんてこともしないし、ネタバレもクソもないということで話をわかりやすくまとめてくれて大正解な映画だなと思いました。
基本情報
Sham
でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
2025年 129分
製作国:日本
キャッチコピー:なぜ、それを信じますか?
あらすじ
ある保護者に体罰といじめを告発された小学校教師。事件をめぐる報道が過熱し、裁判へと発展するなか、正義とは何なのかを誰もが考えさせられることになる。
※参照元:Netflix
日本版 予告編
英語版 予告編
スタッフ
監督 : 三池崇史
脚本 : 森ハヤシ
製作 : 和佐野健一/橋本恵一/坂美佐子/前田茂司
キャスト
薮下誠一:綾野剛
氷室律子:柴咲コウ
鳴海三千彦:亀梨和也
大倉孝二
前村義文:小澤征悦
堂前:髙嶋政宏
迫田孝也
山添夏美:安藤玉恵
箱崎祥子:美村里江
藤野公代:峯村リエ
戸川:東野絢香
橋本:飯田基祐
氷室拓翔:三浦綺羅
薮下希美:木村文乃
段田重春:光石研
大和紀夫:北村一輝
湯上谷年雄:小林薫
ポスター/パッケージ
⚠️ネタバレあり感想⚠️
教師にムカついた
お前、オッサンらに詰められたからってやってないことやったとか言ってんじゃねーよ!と序盤からイライラしてました。
ほら見たことかと。
めっちゃわかる
こういう自分の意思がヤワヤワな男性教師っていますよね。
実際にこういう先生、いた気がします。
しかも人気なのよね。
誰かの初恋になってるんですよね。
これぐらい優しい先生だと、子供の個性に合わせたコミュニケーションができそうで、この先生の元で子供たちは伸び伸びと育ちそうだなと思いました。
リアルだから殴りたい
演技がめっちゃリアルでした。
本当にこういう先生いるよね!?いたよね!?って思えるくらいリアルだったので、最初認めた時は殴ってやりたくなりました。
あぁ、ここで認めちゃったからトラブルになるのかと。
狂った母親
この人物描写の説得力も素晴らしかったですね。
子供の頃にネグレクトを受けており、自尊心がまともに育たなかった反動で大人になっても虚言癖って感じでしょうか。
同じクラスに完璧な子がいたから、大人になってもまだあの子に憧れてたということですよね。
完璧主義
子供へ厳しく教育を行った結果、子供が自分のミスを隠すために嘘をつき、先生のせいにしたのが始まりのようでした。
わかる!こういう子、クラスにいました!
普段はヤンチャ坊主で大暴れしているのに、授業参観の時だけめっちゃ大人しい子!
運動会かなんかのタイミングでその子とその子の親の会話を聞いてビックリした記憶があります!
普段はめっちゃ先生の言うことを茶化したり遊んだりしてる暴れん坊なのに、親に対してはめちゃくちゃ真面目な返事しかしてなくてビックリした記憶があります!
子供は学校で問題児
学校で暴力沙汰を起こしていて、それを先生に怒られたというシーンがありましたね。
手の甲で軽く頬を叩いたみたいです。
それをかなり誇張されてしまいました。
怒られたことを隠すために母親には先生に虐待されたと報告していたんでしょうか。
自分の子供がそう言っていたらそう信じてしまいますよね。
優越感
序盤の保護者に向けた謝罪会見ですが、誤った先生に対して、優越感を抱いているかのような表情をしていました。
自分の言っていることが正しいと認められ、相手が服従している姿を見て満足するかのような顔してました!
凄い。あの一瞬の表情が素晴らしい。
人柄を表していたように思います。
ソシオパス
嘘が下手くそですね。
アメリカの大学に行ったと言っていましたが、具体的な大学名を言うことはできませんでした。
サイコパスではなくソシオパスという感じがしましたね。
嘘でもいいから人より上に立ちたいという気持ちが強すぎます。
それも過去の生育環境で自尊心が徹底的に育まれなかった結果、虚栄心に満ち溢れた大人になってしまったという感じでしょうか。
抑制と反動の呪縛
母親は幼い頃の反動でソシオパスとなり虚栄心を満たすために嘘をつき、
息子は家庭での厳しすぎる教育によって学校で反動が起こり、暴力的になってしまっていたようです。
ADHD
子供のうちは甘く見てあげてよ。
実際、ADHDは前頭葉の発達によって大人になると治るケースもあるそうです。
子供のうちのADHDはもっと優しく教育してあげて欲しいですね。
あと気になったのですが、この事件が起こった2003年にADHDや発達障害という単語が広まっていたのでしょうか。
ごんぎつね
懐かしいですね。
確か、キツネが男の食べ物を盗んでしまったのですが、そのことを後悔して罪を償うために食べ物を男に差し入れするのですが、男はキツネを見つけ、殺してしまうという話だったような気がします。
この映画で当てはめてみると、最初に周りに流され、嘘で騒動を抑えようとした先生がキツネのように見えます。
人は事実に対して誠実でないといけない
事実って何が事実なのか判断するのめっちゃ難しいじゃないですか。
そもそもの発端は先生の嘘です。
これが悪い。
周りの圧力が強かろうと、事実を主張しないといけない瞬間はきます。
自身の軽率な嘘が招いてしまった冤罪という印象でした。
弱肉強食でふとした時に戦わないといけないこの社会では弱くあってはいけない時がきますからね。
断固として否定するべきでした。
記者はやるべきことをやった
記者の正義感もわかります。
だって本人が認めたという事実があるなら報道しないといけないですから。
本人が否認していればあんなことにはなっていなかったと思います。
絶対に保身のために戦いなさい
やったこともやっていないと嘘をついて保身する大人がわんさかいる世の中です。
やってないもんはやってないと言わないとダメでしょう。
徹底的に無害
先生、メンタルが崩壊していました。
メンタルが崩壊していて発狂していましたが、その発狂でも酒を飲んでみたり、缶を潰したり、テレビを蹴ったり、人を傷付けないところが人間性出てますね。
この人は人を殴ったり、人のせいにしたりしない人だから、自分の発言を責めていたのかなと思います。
あの時、きちんと主張していればよかったのにと自分を責めていたんでしょうか。
自殺しなくてよかったです。
家族優先
『離婚しようか』って、あからさまに誰かに支えて欲しい状況だろうに、嫁の人生を優先して離婚を切り出すの可哀想すぎる。
想像できちゃう。
こんな可哀想な人いるよね。
徹底的に加害性がなくて、ある意味社会で生きていくには弱い人。
嫁が強いタイプで安心しました。
家族のために戦おう
ここでも自分自身のためではなく、家族のために戦う決心をしていたように思いました。
多分、1人だったら戦ってなさそう。
この人、いい人過ぎて弱い人までいっちゃってる感じ。
子供に証言させろよ
主人公が虐待したとされる現場に居合わせた少年の母親に証言を依頼していました。
断られていました。この母親にもムカつきました。
子供に証言させるのを断った母親が本当に嫌い。
間違いを訂正させる、自分の保身より誰かのために立ち上がることが大切でしょう。
あと、一回息子に聞けよ。
息子の個人の意見を聞かずに独断でシャットアウトしてるところ、子供の人権や意思を軽んじている感じがして嫌でした。
いくら子供でも話せるなら意思があるでしょう。
保身のために見て見ぬ振りする奴1番嫌い。
仮に失敗しても自分が誰かのために戦ったという事実が素晴らしいのに。
精神科がいい加減
この映画では精神科がまるでめんどくさいから再診を拒んだかのような印象でした。
依頼された内容の診断書出したんだからいいでしょって感じでしたね。
もうちょっと真実に近づこうという気はないのかしら。
信念がないね。
これだけいい加減に患者と向き合っているのなら仮にガチPTSDの子供がいたとしても、この先生はなんの役にも立たなそう。
ちょっと視野が狭いかも
裁判中にPTSDのパニック発作が出ている時の映像が流されました。
この時の演技の塩梅も絶妙ですね。
演じてる感が少しある感じ。
そして子供大好き人間の先生は
『子供になんてことさせるんだ!』って起こってました。
この期に及んでも子供の心を最優先にするのは素晴らしいですが、一旦冷静になってくれと思いましたね。
また自分で墓穴掘ってんじゃんと。
ただわかる。この人ならそういう思考になるか。
自己犠牲に躊躇いがなく、自分の立場より子供の心の安全が最優先なわけですもんね。
そういう人が教師になっているんでしょうね。
気が弱くてついた嘘に10年振り回される
10年後、ようやく完全に虐待はなかったと認められたそうです。
長いね。
Winnyでもそれでも僕はやっていないでもそうでしたが、裁判で争うって長いね。
教訓がある
やっていないことはやっていないと言いましょう。
ついてはいけない嘘があります。





