ファチュク (2025年) 13分【ネタバレ・考察】鮮やかで、まるで絵画のようで、めっちゃ怖い。妊娠、出産、孤立、宗教。


ネタバレなし感想

国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル & アジアのSNSアンバサダーとして先行視聴させていただきました。
https://www.shortshorts.org/2026/

本作の詳細は下記よりご確認ください。
https://www.shortshorts.org/2026/program/fauk/

上映

WITH HARAJUKU HALL - 2026.06.06 [Sat] 15:10-17:00

オンライン グランド シアター

2026.06.11 [Thu] - 2026.06.30 [Tue]

まずは原題の意味

「fačuk」は、クロアチア語などのスラヴ語圏で使われる口語・スラング(俗語)で、「婚外子」や「私生児」を意味する言葉です。
引用元:※AI による概要

だそうです。
めちゃくちゃストレートなタイトルでした。

最悪

個人的には嫌な要素てんこ盛りの最悪なホラー映画でした。
フェミニスト的な怒りのエネルギーが湧いてくるような映画でした。
すげえ嫌な気持ちになりました。

人の感情を刺激するパワーがあるのでホラーとして素晴らしいと思います。

内容に反して鮮やかな映像

不快ですね。
ミッドサマーに通ずる嫌な感じですね。

映像はカラフルですが、描かれる内容は最悪でした。

事前情報

なんとなく関係ありそうな情報置いていきますね。
いらなそうなら読むのはここまでにしてください。

インキュバス

インキュバス(Incubus)とは、主にヨーロッパの伝承に登場する男性の夢魔(悪魔)のことです。眠っている女性の夢の中に現れて誘惑し、関係を持つことで悪魔の子を孕ませると信じられていました。
引用元:※AI による概要

ノアの方舟

「ノアの方舟(はこぶね)」とは、旧約聖書の『創世記』に登場する大洪水にまつわる物語です。堕落した人類をリセットするために神が起こした大洪水から、信仰の厚いノアとその家族、そして動物たちを救い、生命を次世代へとつなぐための「救済と新たな始まり」を意味しています。
引用元:※AI による概要

基本情報

Fačuk
ファチュク
2025年 13分

ファチュク

製作国:クロアチア、スロベニア

キャッチコピー:-

あらすじ

神を畏れる村、二つの川の間にあるその村では、「ファチュク(非嫡出児)」を産むことは死に値する罪とされる。出産を目前に控えた若い妊婦に、村人たちは皆、身を引く。この偏狭で厳しい田舎の環境の中で、彼女の心には恐怖が募っていく。

※参照元:BSSTO


英語版 予告編

スタッフ

監督 : Maida Srabović
脚本 : Maida Srabović
製作 : Maida Srabović/Vedran Štefan/TETRABOT/Janja Pilić

ポスター/パッケージ


⚠️ネタバレあり感想⚠️

食物連鎖

蜘蛛が蝶を捕食し、虫が腐った林檎を食べていました。
弱肉強食ということですかね。

それでいうと本作での主人公はめちゃくちゃ弱者でしたね。

卵を割る鶏

あれなんだろうと思って調べたらあるんですね。

鶏が自分の卵を食べる行動は「食卵癖(しょくらんへき)」と呼ばれ、一度味を覚えると繰り返しやすい厄介な癖です。主な原因は、栄養不足やストレス、産卵箱の不備による偶然の破損です。改善には、こまめな回収と環境改善が必要です。
引用元:※AI による概要

めっちゃミッドサマー

冒頭の手が草に巻き込まれるシーン、めちゃくちゃミッドサマー思い出しました。
それだけです。笑

処女懐胎ではなさそう

主人公、ずっと1人だから処女懐胎かと思ったんですが、悪魔の子を孕ったっぽいです?
旦那もいないっぽい。
マリアでは無さそうです。

冒頭から妊娠しているんですよね。
妊娠していて、お散歩していたら皆既日食の予言っていう。

妊娠していない状態から、皆既日食のシーンになり、妊娠したのであれば処女懐胎だと思うんですけど、違うみたいです。

悪魔の子かも

まさかのローズマリーの赤ちゃんコースでいいですかね?
インキュバス的な?
エロい夢を見たんですかね?

エロい夢を見たら、悪魔によって妊娠させられてしまい、村八分に遭っている妊婦ということで良いですか?

ただ、赤ちゃん用の服を作ってたりするので、生まれてくる子供は大切にしようという意気込みはあるみたいです。

やっぱり悪魔の子?

『悪魔が与えるものは神が食べる』
みたいなこと言ってましたね。

なにそれ?笑
食べるんだ?笑

産後に手が伸びてきたので、たぶん悪魔の子で、神が食べたんですね?笑

バッシングを受ける

街では孤立してますね。

未婚で妊娠したふしだらな女として批判の対象みたいです。
宗教って基本的にエロいこと大っ嫌いな上、女が悪いってしますもんね。
女が望まない妊娠であっても関係ないですからね。

イラっとする

こういう現象ってそこら中にあったんだろうなと思います。
寝てる間に妊娠させられるって夜這いじゃないですか。

あと現実には悪魔も神もいないので男が射精してます。

ただ、こういう時に世間のバッシングを受けるのは女のみで、射精した男は野放しなんですよね。
男性嫌悪が増しました。ありがとうございます(?)。

デンマーク映画のガール・ウィズ・ニードルを思い出しました。

地獄の出産

なんか皮膚病ババアたちに囲われて出産してましたね。
地獄の痛みであることが表現されてました。

と、思ったら川辺にいる。
なんかワープしてる。

しかも臍の緒を口で噛みちぎったのには衝撃でした。
いけんのか。
めちゃくちゃキモいことするじゃんと思ったけどいけるか。

ワープしてるところとかはよくわかりませんでした。

女しか出てこない

冒頭からずっと女しか出てこないんですよね。
家事炊事をしていたり、家畜の世話をしている女たちしか出てこないんですよね。

そんでやっと男らしき人物たちが出てきたと思ったら凄いことになってました。

酒池肉林のどんちゃん騒ぎ

凄い絵でしたね。

男たちが淫行やら酒やらやりたい放題みたいな。
グチャグチャになっているかのような絵でした。
そして女だけ裸です。
女が性的に搾取されてる印象でした。

男の指やら舌やらが女に伸びて、そしたら女が妊娠するあの描写の気持ち悪さったら半端じゃなかったです。

てことはアレですね。

ノアの方舟

もう人類が堕落し過ぎて、元に戻すのは無理だからリセットしてまおう!ってことですね。
津波で街ごと一掃されてましたね。

ただの女

てことはこの映画が描いているのは、あの大洪水が起きる直前に、何も悪いことしてないのに酷い目に遭った女の話ということですね。

キリスト教的にはエロい夢を見たからインキュバスに妊娠させられたんだ!みたいなことなんでしょう。
イエスってエロいこと大っ嫌いですもんね。

現実的な話に落とし込むとレイプされ妊娠し、未婚の妊婦ということで村八分に遭い、産んだ子供と共に洪水に流されたという話ですかね。

悲しい

子供が産まれたときに涙してたのは切なかったです。
誰の子なのかはわかりませんが、それでも我が子は可愛いということなんでしょうか。

服も用意してたし主人公が健気で悲しいです。

全部リセットしてハッピーエンド

ふざけんなよ。ぶち殺すぞ。
リセットできると思うなよ。

と思いますが聖書的にはこういう話ですもんね。

最後に美しくお花が咲いて綺麗な絵になってるところにめちゃくちゃイライラしました。
ふざけんなよと思いました。

男は蚊帳の外

すげえ。
本当にこの映画、男が出てこないです。
男は蚊帳の外です。
本当にきめえ。

考えると不快だしイライラします。

ここまで私の嫌いな要素を詰め込んでイライラさせてくれたので星5です。
ありがとうございました(?)。

余談


参考サイト