ソウ (2004年) 111分【ネタバレ・考察】全然グロくない!?ヒットした理由がめちゃくちゃよくわかるシリーズ第1作目。


ネタバレなし感想

ソウ・シリーズといえばグロ、というイメージがありますが、本作は全然グロくありませんでした。 あ、このあとグロかも!と思って身構えたシーンが何個かありましたが、肝心の場所は映しません。

予算が無かったからなのか、レイティングに引っかからないようにしたかったからなのか、グロに頼らなくても十分に面白い作品だからか。
理由はわかりませんが、本作はほとんどグロくないです。
セブンからグロを抜いたような映画でした。

最後まで澱むことなく楽しめます。
テンポ良すぎて気が付いたら映画が終わってました。
ラストなんて怒涛過ぎて夢中になって観てました。

基本情報

Saw
ソウ
2004年 111分

ソウ

製作国:アメリカ

キャッチコピー:ソリッド・シチュエーション・スリラー

あらすじ

薄汚れた広い浴室で目覚め、戸惑う若者・アダムと医師のゴードン。やがて、「時間内に相手を殺して逃げろ」というメッセージを受け取り、離れた場所に鎖でつながれて身動きできない2人は、知恵を絞りながらも、エゴまみれの醜いサバイバルゲームを開始する。

※参照元:U-NEXT


日本版 予告編

英語版 予告編

スタッフ

監督 : ジェームズ・ワン
脚本 : リー・ワネル
製作 : マーク・バーグ/グレッグ・ホフマン/オーレン・クールズ

キャスト

ローレンス・ゴードン(外科医):ケイリー・エルウィス
アダム・フォークナー(カメラマンの若者):リー・ワネル
デイビッド・タップ(黒人刑事):ダニー・グローヴァー
スティーブン・シン(若いアジア人刑事):ケン・レオン
アリソン・ケリー(女性刑事):ディナ・メイヤー
アリソン・ゴードン(外科医の嫁):モニカ・ポッター
ダイアナ・ゴードン(外科医の娘):マッケンジー・ヴェガ
ゼップ・ヒンドル(病院の雑用係):マイケル・エマーソン
アマンダ・ヤング:ショウニー・スミス
ジェフ・ライデンアワー:ネッド・ベラミー
ポール・リーヒ:マイク・バターズ
マーク・ウィリソン:ポール・ガトレクト
カーラ:アレクサンダー・チュン
ブレット:ベニート・マルティネス
ジョン・クレイマー:トビン・ベル

ポスター/パッケージ



⚠️ネタバレあり感想⚠️

売れるのが確約されていただろう映画

ジグソウ

キャッチーなアイコンとして、あのロボット(?)を作ったのは天才ですね。

内容も作り込まれているし、映像の面白さ、撮り方の工夫、話のテンポの良さ、
ほぼジャンプスケアなしでちゃんと怖い。

最後は全く予想してなかった結末まで用意していて、
売れるのが確定していたかのような映画ですね。
これは2が観たくなる。

ポリコレの先駆け?

警官2人

ジェームズ・ワンは中国系の両親を持ち、マレーシア生まれオーストラリア育ちという超グローバルなバックグラウンドを持った監督。
主人公は白人ですが、主要な刑事役に黒人、その相棒にアジア人男性。
ドクターの弁護士役の方はメキシコ系?ネイティブアメリカン系?
多種多様な人種が出てきます。

あと脇役ですが女もたくさん出てきます。
キャーキャー喚くか、オッパイ出すしか役割がない"お飾り女"ではなく、普通の役で女が出てきます。
なんなら嫁はガッツリ戦ってました。

ポリコレといっても、ただいろんな人種を出しているだけで、それ以上でもそれ以下でもないです。
内容がちゃんと面白いという。
2004年の映画なのに良質なポリコレ作品となっておりました。

え!?そっち!?笑

目覚めた

序盤からドクターが情報整理をしてくれるのありがたいですね。
ただ、"Follow your Heart"でハートを見つけたのはともかく、
あそこにハートマークがあったらタンクを見るでしょwww
なんで便器に手を突っ込むんだいwww
ドクターもそう思ったはずよ笑

主人公がドクターなのもいい

とりあえず医者にしてみた⭐︎ではなく、医者である設定がちゃんと物語で生きています。
あのシチュエーションで目が覚めても異様に冷静なところ。
もっと酷い惨状を見てきているだろうから、冷静ですね。
最初、こちらに状況説明をしてくれるのがありがたいです。

ラストで致命傷にならない肩を撃ったのも偶然じゃないね。
タバコのときも、"この医師、無実の若者を殺してでも自分が出るか!?"と思ったら小細工して失敗していたし。

ずっと相手を殺す気は全く無かったんだね。
家族のことでヒステリー起こして、脚を切って気が狂って、貧血で意識朦朧としていても、最後まで倫理観が飛ばないところがこの主人公を推せるポイントです。
こういう人じゃないと医師免許あげちゃダメだよね。

途中まで医療ミスして誰かに恨み買ったんだろうと疑ってました。ごめん。

可哀想なポール

カミソリワイヤーは絶対にクリア不可能なゲームじゃないですか。
カミソリで手首を切って自殺未遂をした健康な中産階級の男性。

あんな太っている男性を健康と称すのも疑問だし、
あの体型であの網目の感じならカミソリワイヤーをくぐり抜けろって、これは無理ゲーじゃないか。
絶対抜けられないじゃない。
ギリギリ抜けられるくらいの網目にしてあげて。笑

バイオのサイコロステーキに、自分からなりに行かないといけないっていう地獄。

アマンダが唯一の生存者

頭蓋破壊装置

アマンダはすご過ぎますね。
あの殺人ヘルメットをかぶっているというプレッシャーの中で、
生きてる人の腹を割くという難題をクリアし、
内臓から一生懸命に鍵を見つけ出したって、すごい。
凄すぎる。
常人のメンタルじゃない。メンタル鬼強い。

そしてジグソウの登場シーン怖すぎ。
薄暗い角からそぉ〜っと出てくる様はJホラーのお化けやん。
チャリのギコギコ音も良かったですね。

ドラッグ中毒者に生への感謝を伝えるためのゲームとしてはやり過ぎですが、あの子は2度と薬物もしないだろうしヘルメットも被れないでしょうね。

映像的面白さ

回想シーンと部屋への繋ぎが、シームレスだったり違和感がなくていいですね。
アマンダのシーンのテーブルからシームレスに地下の天井シーンへ移動とか。

暗い中、カメラのフラッシュで進むのとか、お化け屋敷でありそう。

退屈させる気がないよね。
低予算なのがまるで気にならない映画でした。

隙間が怖くなる

good night little girlって言ってクローゼットから出てくるのが怖すぎませんか。笑
目だけ出てんの。笑

でもシーツにくるまって娘をとっ捕まえているシーンは笑いました。笑
誰なのかわからせたくない気持ちはわかるけど、あんな工夫のないやり方はないよ。笑
アイディア浮かばなかったのかな。笑

心音聞いたのは趣味やんね

銃を近づけて心臓の音の速さの違いを聞いているシーン、あれはなんだったんだ。笑

てっきり、奴が主謀者で、命を楽しんでいるのかと思いました。
誰よりも命で遊んでいるやないかお前www
と思ったらお前も巻き込まれた側かよwww
趣味で心音聞いたんかwww

ポンコツ警官

まず、アリバイを証明した元容疑者に、生存者の話を聞かせるのは意味がわからない。
何度も被害者に語らせるなよ。

そしてアジトを突き止めたのはグッジョブ!と思ったんだけど、そこが現場だと確定したなら応援を呼べバカwww

あと、あんな仕掛けとか装置作るやつのアジトにノコノコ入るなwww
罠を疑うだろwww

あれ、鍵を頑張って探すより、電源装置を破壊すればいいんじゃない?思ったらちゃんと撃ってくれた!気持ちいい〜!

タップが報われない

優秀な刑事が狂気に包まれると怖いね。
ゾディアック思い出した。

相棒を失って、気が狂うって悲しすぎる。
タップのおかげで嫁と子供は助かったね。
ありがとうタップ。

あとタップの首の皮って厚いのね。

若者の悲鳴で終わる最悪のエンド

犯人の動機、命に対する逆恨みだった。
意外すぎる。笑

自分が不治の病にかかったから、生きることに感謝していない健康な連中に恨みを持つようになったって、
恨みの種類が日本の女の霊みたい。

ずっと出ていたラスボス

6時間微動だにしなかったの凄ない!?
途中ちょっと寝たべ?

真ん中のハゲ脳腫瘍の顔がドクターの方を向いていたらワンチャン患者だって気が付いたかもね。

最前列で見るのが好きってそういうことか。
命がヒクヒクしている様をありありと感じたいのね。
クソ変態サイコ野郎だった。

ドクターの患者の誰かが医療ミスで死んでその復讐でああいうゲームに巻き込まれているのかなとも思ったし、
用務員のザックが日常で恨みを募らせてやった可能性もあったし、
タップの気狂いっぷりを見るとドクターを犯人だと勘違いして"お前がやったことをお前にやってやる!"という風にも疑ってた。

最後の最後まで誰が犯人なのかわからんかった。
最初から最前線で見るのが趣味って言ってたしね。
伏線もっとあったのかも。
序盤にガッツリ2人とも映ってたしね。
この映画は2回目も楽しめそう。

画像だけ見ると笑っちゃう

ラストのドクターの顔の白塗りはもはや死体の色。笑
専門のメイクさんがいなかったのかな、、、笑
グロが控えめだったのもその影響なのかな。笑

俳優の演技が良かったので気にならなかったですが、あとで冷静になって画像見ると笑っちゃう。笑

どっかにライターはあったよね?
止血で血管を焼くことはできなかったかな?

不思議と胸糞な気持ちにならない

手を伸ばす

本来なら胸糞な余韻が残っておかしくない映画ですよね。

ドクターなんて秘書と浮気したぐらいですよね。
ずっと健気でしたから。

タップだってアツくて優秀な男だっただけですよね。
無念の中、あっさり殺されてしまった。

あのカメラマンの若者も普通の男の子でしたよね。
タバコ吸った後、死ぬ演技上手かったし。

登場人物が、みんな案外その辺にいるような普通のいい奴らだから本来は後味最悪になるはずの物語なのに、不思議と胸糞悪くないです。
母娘も生き残ったしね。

ラストが衝撃的過ぎたから、胸糞が吹き飛ばされたかもしれません。
冷静になればめちゃくちゃな胸糞エンドでした。


参考サイト

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