ネタバレなし感想
国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル & アジアのSNSアンバサダーとして先行視聴させていただきました。
https://www.shortshorts.org/2026/
本作の詳細は下記よりご確認ください。
https://www.shortshorts.org/2026/program/hand/
上映
WITH HARAJUKU HALL - 2026.06.06 [Sat] 19:30-21:20
オンライン グランド シアター
2026.06.11 [Thu] - 2026.06.30 [Tue]
アートなアニメーション作品
抽象度が高い作品なので観る人によって感想が変わると思います。
映画館で上映される短編映画というよりかは、美術館で上映されていそうなアート作品って感じでした。
私は美術館でこういった作品を観るのも好きですし、アート色が強い映画も結構好きですし、ましてやホラーが好きなのでツボに刺さりました。
ラストが秀逸すぎた
個人的にはこのラスト、素晴らしすぎました。
基本情報
Hand
手
2025年 5分
製作国:日本
あらすじ
しかし、誰もいない暗闇の中で、彼女はいったい何を掴むことができるのか? そして、どこへ向かうべきなのか?
※参照元:BSSTO
スタッフ
監督 : オウセイ
ポスター/パッケージ
⚠️ネタバレあり感想⚠️
大人は誰も助けてくれない
掴もうとする手が様々な手に入れ替わり、掴めずに離れていく描写は秀逸だなと思いました。
私は大人になってから考えてみるとだいぶ問題がある家庭に産まれ育ったのですが、この感じだったなと思います。
大人にSOSを出したとしても、見て見ぬふりをするか、子供のいうことなんてとスルーされるか、事を荒立てて残業が増えるのが嫌なのか、制度的に何もできないからたらい回しにするのか、
とにかく大人は助けてくれません。
私は1996年産まれですが、時代的な背景もあるかもしれません。
時代は変わったので今はもっと改善されているとは思います。
シャボン玉が破裂
親や周りの人間の顔色を失って子供らしく生きられない人生の幕開けです!
子供らしさを失った象徴かなと思って見ていました。
AC(アダルト・チルドレン)が産まれた瞬間のように感じました。
人形として扱われている
この辺で親からの虐待を想像してしまいます。
親の思い通りに動いてきた人生を想像してしまいます。
虐待っていろんな種類がありますからね。
目に見えて身体に傷ができる虐待は証明しやすくて行政も動きやすいですが、精神的なものはなかなか難しいですよね。
個人的には人形ってそういう精神的な虐待的なものを想像してしまいました。
何が起きたのか
抽象度が高くて何が起きたのかは推察できませんでした。
私は毒親から完全に解放されるまでの過程を描いたように見えました。
この点は見る人によって変わる部分なのかなと思います。
自分らしく生きさせてくれない
枕を頭にかぶせて何も聞き入れたくないのに、いろんな人が逆再生で入ってくる描写も気になりましたね。
自分らしく生きたいのに、過去に言われたことがリフレインしているのかなと思いました。
私にはあんまり共感できないのですが、自分の意図とは関係なく他人が求める自分を意識してしまう人っていますよね。
ACの後遺症みたいな感じの人。
秀逸過ぎるラスト
これは痺れましたね。
いるじゃない。いつまでも過去に囚われている人。
個人的には自立して5年が過ぎたらもう全て自分の責任として生きろよと思うんですが、
35歳になっても40歳になってもずっと"自分はまともな育てられ方をされてない"っていうのを言い訳にしている人っているんですよ。
自分自身が過去を処理して解放して前に進むってめちゃくちゃ大切ですよね。
誰かのせいにしていたけど、足を引っ張った手は自分だった
というところにものすごく共感しました。
前に進むためには自分で自分を解放しないといけないんですよね。
なんでか少女椿を思い出した
人体がグチャグチャに変形していく様子を観て、少女椿を思い出しました。
全然関係ない映画の話をしてすみません。
補足情報
皮肉な曲
作中に出てくる曲って子守唄ですよね? すげー怖いじゃん。
余談
🎬 #手 2025年 5分#SSFF2026 SNSアンバサダーとして先行視聴。
— あやちまる@怒りの映画垢 (@ayachimaru96) May 19, 2026
シームレスに場面が展開する、悪夢かのような短編アニメ。
抽象度が高くアート色が強い。
あたいはとある過程を濃縮したように見えた。
●上映:6月6日(WITH HARAJUKU HALL)
●オンライン:6月11日〜6月30日https://t.co/nVadrwymto pic.twitter.com/GS4GjS0aTt

